本研究グループを志望する学生の方々へ
研究内容

 本研究グループは,面発光半導体レーザなどの光デバイスのほかに,モジュールやシステムまでをカバーするフォトニクス分野の研究を行っています.
 情報通信技術分野を支える光通信を中心としたフォトニクス分野について,次世代を支える高速・大容量大規模並列光システムの開拓や,光無線給電という新たな光応用分野の構築などを目指しており,今後,ますます重要性が増して新しい技術が次々に生まれてくる大変研究しがいのある分野です.具体的な研究内容については研究内容のページを参考にしてください.
 本研究グループの研究設備は,世界的にもトップクラスの充実した設備となっています.研究設備の詳細は,主な研究設備のページを参考にしてください.

学生の指導について

 本研究グループにおける学生の指導は,最先端の研究に携わる研究者として自由な発想のもと創造的な研究ができるよう心がけています.
 大学院の講義,ゼミや自習,最先端設備を用いた研究などを通して研究者としてのセンスを養い,また,外国語に触れる機会を増やし,国際的に通用する研究者となるように指導しています.さまざまな分野で活躍する先輩らとの交流も,充実した研究生活につながるでしょう.
 学部学生の卒業研究では,1年間でしっかりとした卒業論文となる研究テーマであることはもちろん,修士課程,博士課程まで研究が発展する大きな研究の第1歩となる研究テーマを与えています.
 修士課程も同様に発展性のある研究テーマを与え,博士課程へ進学して継続的に研究を行うことでその分野の第一人者となれるように指導しています.

研究成果の発表

 研究により良い成果が出れば,学位論文としての執筆にとどまらず,学術論文の執筆や学会講演会・会議での発表も学生自身が行います.
 国内学会の講演会は研究成果の発表だけでなく,国内の研究者との交流も大変意義深いため,多くの学生に参加するよう勧めています.
 国際会議は,世界の一流の研究者が集まる場であり,そこで論文発表できることは研究が世界的に認められたことになります.海外の研究者との交流や海外の見聞など得がたい経験となるので,博士課程学生はもちろん修士課程の学生でも参加できるように研究指導をしています.
 なお,本研究グループの研究成果は,研究成果のページにまとめてあります.

研究室を巣立って

 卒業後は社会で活躍することになりますが,研究室の卒業生は以下の分野などで活躍しています.
 電気・精密機器メーカーでの研究・開発,国立の研究所,特許庁,マスコミ関連など分野は多彩です.また,海外で活躍される人,ベンチャー企業を起こしている先輩もいます.仕事の内容は,本研究グループで学んだフォトニクス関係だけでなく,様々な分野で活躍しています.
 本研究グループで学んだ研究のセンス,また,人のつながりは非常に重要であったと多くの先輩が話しています.

最後に

 本研究グループに興味を持っていただきありがとうございます.
 研究分野・内容,また,研究室での生活などについて詳細に知りたいことがありましたら,遠慮無くお問い合わせ下さい.
 本研究グループでは,明日のフォトニクス分野を支える,気力ある学生を求めています.

FAQ:本研究グループを志望する学生から良くある質問.

Q. フォトニクス分野を十分に学んだことはないのですが,研究はできますか?
A.学部の間にこの分野を学ぶ機会は残念ながら十分ありませんね.このためほとんどの学生は,この研究室でフォトニクス分野の知識を身につけながら研究を行っています.新しい知識を身につける意欲があればしっかりとした研究が出来ます.

Q.どのような分野の出身の学生がいますか?
A.電気・電子系出身学生が多いのですが,応用物理系,物理系,材料系,情報系,機械系などからも学生が来ています.学部などではあまり身近に感じる機会のなかったフォトニクス分野を知って,興味を持って集まっているようです.

Q.小山研,植之原研,宮本研の3つの研究室はどのような関係ですか?
A.研究テーマはそれぞれの研究室ごとに異なりますが,学生の居室や実験室,実験装置などは必要に応じて共同利用しています.

Q.研究室の決まった行事はどんなものがありますか?
A.毎週決まった曜日に研究室ごとに輪講を行っています.また,新入歓迎会や研究室旅行,忘年会,懇親謝恩会などを行うこともあります.さらに,8月に2泊3日などで末松・伊賀研究室卒業生(大学教員)の研究室が一堂に集まる末松カンファレンス(旧光通信研究会)という研究合宿を行っています.この他,大学のスポーツ大会への参加や研究室公開なども行っています.